商業施設情報
淀屋橋odona(オドナ)
担当業務 :商業施設共用部(商環境)デザイン・設計監理
商業施設共用部・商環境デザイン :東潤一郎(JA laboratory)
カテゴリー :商業施設共用部・商環境
オープン :2008年5月30日
住所 :大阪市中央区今橋4-1-1
公式web site:淀屋橋odona
協力
サインデザイン:HIROMURA DESIGN OFFICE 廣村 正彰
ライティングプラン:MAXRAY
施工
A棟(三井住友海上大阪淀屋橋ビル)
竹中・鹿島・大林・銭高・鴻池・三井住友・フジタ・奥村組土木・ノバック共同企業体
B棟(淀屋橋三井ビルディング)
大林・竹中・大幸・藤木・銭高共同企業体
施主
A棟:三井住友海上火災保険株式会社
B棟:三井不動産株式会社
クライアント:三井不動産株式会社
商業施設コンサルティング:株式会社ケイオス
実績事例写真

淀屋橋に今も残る昭和初期に建てられた建築の様に長く使われ街の記憶となる様、経年劣化せず使い込むことで味の出る「経年進化」する素材を選定しました。
不燃無垢木材の上質で温かみのある壁に、近くを流れる大川の水面の波をイメージした大理石の角錐を配しています。

御堂筋の風景が取り込まれる開放的なエントランス。
2階に飛び出ているのは、「ポイント」と名付けたアクセントスペース。
2階の通路に数カ所配しています。その1つが吹き抜けに飛び出し、吹き抜けのビューポイントとしています。

A棟と同じく、不燃無垢木材と大理石で仕上げた壁が吹き抜けの上まで伸びています。

2階へ来館者を導くセカンドロビーとして計画。
待ち合わせ、休憩など、自由に使っていただける空間です。
このプロジェクトは愛日小学校跡地の再開発でしたので、歴史ある学校があったという場の記憶を空間の中に表現致しました。
学び=知の集積の象徴として「本」をモチーフに、この2階のロビーをデザインしました。
積み上げられた本の背表紙、開いた本、ページの重なりを表現しています。

回廊状の通路を長く感じさせないため、「ポイント」と名付けた円形のアクセントを数カ所、配しています。
「ポイント」は、淀屋橋が米市として発展する基礎となったインフラ・川=水をモチーフにしています。
水の波紋を床デザインとして大理石・タイルを貼り分けています。