店舗情報
店舗名 :ラ・ベカス
担当業務 :店舗デザイン・設計監理
店舗内装デザイン :東潤一郎(JA laboratory)
カテゴリー :飲食店・フレンチレストラン
オープン :2014年10月4日
面積 :90㎡
住所 :大阪市中央区平野町3-3-9湯木ビル1F
電話 :06-4707-0070
協力
ライティングプラン :伊藤賢二(MAXRAY)
施工:スタジオサラサ
撮影:増田好郎
クライアント:プラド渋谷
実績事例写真
店舗デザインコンセプト
「無限大」を意味する八角形
シェフ渋谷圭紀氏のグランメゾン「La Beccase(ラ・ベカス)」が、12席のレストランとして移転オープンしました。
古来よりヨーロッパやアジアで「無限大」「宇宙全体」「繁栄」の象徴として使われて来た八角形。
これをメーンモチーフとしてデザインをまとめました。
立地の悪さの変換
今回の区画は、ビル1階でありながら店舗は奥まっており、見つけにくい場所にあります。
長い通路を歩き突き当たりに現れるショップファサードは、エントランス扉を隠し、バックライトの八角形とサインだけの壁面の様に見せています。
立地の悪さを「驚き」と「優越感」を感じさせる状況に変換しています。
八角形のホール
扉を開けると白一色の細いアプローチでレセプションに導きます。
レセプションからホールに入ると、八角形のベージュの空間が広がります。
スクエアな区画の中に八角形を挿入すると、周りに隙間が生まれますが、この隙間に、ワインセラーやWCをレイアウトすることで空間を有効活用しています。
利用するお客様にはそのレイアウトに意外性を感じて頂けることでしょう。
さらに、堀上天井・光のボーダー・ホール中央のディスプレイ台など、八角形に拘ってデザインしました。
オリジナルデザインのイス・ベージュの本革をパネル貼りした壁、とエントランス~入店~アプローチ~ホール~イスに着座まで、シェフの料理同様に、隅々までこだわりと驚きを感じて頂ける空間として仕上げました。