プラン悪戦苦闘
2004年8月、オーナーシェフの宮本さんからこのお店に望む事や、機能的要望を色々聞き取りし、早速プランを開始しました。
区画自体が歪なことと、前回に書きました「避難通路」が空間を分断している為、プラン検討は難航しました。ケーキを作る厨房すら上手く納まらない状況です。
宮本さんと一緒に、様々なプランの可能性を検討しました。
それと同時に、内装監理室(商業施設側と、出展者側を調整する部署)にこちらの要望を提案しました。
ひとつは、区画左のエレベーター側の壁をなくしてもらうこと。
これは、エレベーターを降りられた人にすぐにショップを認識してもらうためです。
もうひとつは、区画右側の壁をいくらか移動してもらうこと。
これは、「避難通路」のある空間を少しでも広げてもらうためです。
まずは、区画の「かたち」に素直にプランしてみました。
希望として、区画の右側の壁を移動させています。
この時点で、施設側が作る左の壁をなくす事が承認されたので、ガラスサッシを入れる案に変更しました。
右側に壁の移動が承認されなかった場合のレイアウト。
かなり狭いですよね。
どの案も納得できず、検討はまだまだ続きました。
「コンツェルト コムサストア梅田」はグラフィック社より発行されました「スイーツショップ・インテリア&グラフィックス」に掲載されています。
只今のBGM “Konklave” The Single Collection 1997-2000/Jazzanova