店舗デザイン設計を担当させて頂いた東京丸の内の飲食店、立ち呑み屋「赤垣屋」。
今回は前回予告しました赤垣屋のデザイン裏話などをお伝え致します。
店舗の空間の中では小さなパーツですが、Laboratory=研究所らしく「実験」を繰り返し、ひとつひとつ丁寧に決めていきました。
航空写真のボーダーのサイズ
壁の航空写真のボーダーの太さも事務所の壁でシュミレーションしました。
空間の中でのバランスと、航空写真がどれくらいの範囲で入るのかを調整しながら決めました。
この2つを両立させるには細かい調整が必要でした。
カウンター上の格子のピッチ
カウンター上に吊られた縦格子も、太さ、長さ、間隔を、光を入れてシュミレーションしました。
2重に吊ることによる重なりの効果が狙いでしたので、実際の高さに設置し、カウンター後ろの通路の位置で歩いて、目視で確認して決めました。
手前と奥がずれた時にまだ隙間があって、その奥(店の空間だと奥の厨房の収納扉の)の縦格子が見える事が、奥行きを感じさせる上で重要なポイントでした。
格子のライティングの効果
そのサンプルを照明器具メーカーのマックスレイのスタジオへ持っていき、実際に入れる器具で光と影の状態をもう一度確認しました。
只今のBGM “One blue moment” Spiritual Vibes/Spiritual Vibes
赤垣屋TOKIA店の裏話、
このような情報は大変ありがたいですねっ。
デザイナー自らの率直な思いが読み手に伝わり、
頻繁にこの店を利用している人間にとっては、
二度美味しいってものだと思います。
面白いお話、またお聞かせください。
>bebeさん
コメントありがとうございます。
これからも「裏話」載せていこうと思っていますので、
またお暇なときにのぞいてくださいね。
建築日和さんのHPも伺わせて頂きます。